テザリングで通信費は節約できるか?
テザリングで自宅の固定インターネット回線を解約して通信費用を節約できるかですが、結論から言うとやめた方が無難です。おすすめしません。
スマホテザリングをおすすめしない理由
スマホは通信量の制限があります。現在だと2GB、5GB、8GBなどにプランごとに月間の通信量は分かれています。
この通信量をスマートフォンの利用とシェアするわけですが、足りなくなるケースが多いと思います。
PC用のホームページは容量が大きめ
ノートパソコンに接続する場合、見るページはパソコン用のページになりますが、パソコン用のホームページはスマホ用に比べて容量が大きめです。スマホの間隔で使うと思ったよりも通信料が多くなります。
もし月間の通信量制限に引っかかった場合は128kbpsなどという速度になりますが、この速度は動画視聴はおろか、画像、音楽のダウンロードはかなり厳しいスピードです。
テキストメインでも厳しめ
高速インターネット回線に慣れた現代人ではテキストでも遅いと感じます。昔のダイヤルアップ時代なら良いですが、現代のブロードバンド環境に比べるとめちゃくちゃもっさりしています。
最近では高速インターネット回線が当たり前になっているので、高画質(高解像度)の画像が普通に使われるようになっています。
これを128kbpsという通常の10分の1~100分の1程度の速度で見ようとすると表示まで時間がかかりすぎます。多分途中でページを閉じると思います。
通信制限されてもLINE・skypeくらいならなんとか
通信量の少ないLINEやskypeくらいなら通信制限された速度でもなんとかなります。
ただし画像やスタンプなどを多用すると多少ストレスは感じると思います。
スマホテザリングでもなんとかなるかもしれない環境
これは一人暮らしでライトユーザーの方限定です。5GB以上のパケット定額プランを契約し、動画は見ずに使うというのならまあ使えるかもしれません。ただこれでもあまりおすすめしません。理由は以下です。
キャリアのパケット定額は割高
ドコモなどキャリアのパケット定額サービスは2GBで3500円、5GBで5000円、8GBで6700円になっています。
光インターネット・WiMAXは割安
これに対し光インターネット回線なら4000円~6000円で使い放題です(住居形態によって料金は変わります)。またモバイルルーターのWiMAXだと7GBで3700円程度、使い放題サービスのギガ放題プランでも4400円程度です。
※ギガ放題プランは3日間で3GBの制限があります。
比べると携帯電話会社のパケット定額は割高になっています。これならWiMAXのギガ放題プランを契約して、自宅のインターネットとスマホのインターネットを一つにまとめた方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
参考記事:WiMAXで通信費を節約
MVNO格安simを使ってテザリングは?
こちらもあまりおすすめしません。
格安simは短期間(1日間、ないしは3日間)の通信量制限がキャリアよりキツイです。これを超えてしまうと速度制限がかかり、100kbps程度のスピードになります。
関西電力系列のk-opticomが提供するmineo(Dプラン)は3日間の通信制限がありません。
※Dプラン:ドコモ・SIMフリー端末向けサービス
ライトユーザーならmineoでテザリングするというのも良いでしょう。
mineoの詳細はコチラ
まとめ:テザリングを固定回線代わりにするのはおすすめしない
ここまで読んでいただければわかりますが、テザリングで固定回線の代用にするのは厳しいものがあります。よっぽどネットを使わない人なら良いですが、動画を見たら苦しくなってくるのでやっぱりおすすめしません。
テザリングでの代用するならWiMAXでスマホ回線と固定回線代わりにするのが良いでしょう。月額4400円ほどで月間通信量使い放題です。
3日間で3GBの制限はありますが、それを超えたとしても700kbpsという速度までしか制限されません。キャリアの6倍くらいのスピードです。
これから固定インターネット代わりにテザリングを使おうと思っているならWiMAXや光インターネット回線も検討してみることをおすすめします。
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